painto bloomoon

パステルアート/ハンドメイドアクセサリー/韓国語や英語/ドラマ映画/音楽/自身の体験した話など様々なジャンルを書いていく予定です。

グリーンブック

f:id:pastell:20201028175050j:plain

今日は、洋画「グリーンブック」を紹介していこうと思います。

2018年にアメリカで公開され、数々の賞を受賞し…この作品の脚本にも携わり出演しているニック・ヴァレロンガさんの父親の実話を基に製作されています。50年間も温めてきたという脚本だそうです。

人種差別を描きながら、ギャグ要素も含む笑って泣ける感動の名作です。

2018年トロント国際映画祭観客賞

2019年第91回アカデミー賞作品賞脚本賞助演男優賞マハーシャラ・アリさん)

2019年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞作品賞

ゴールデングローブ賞助演男優賞マハーシャラ・アリさん)、映画部門作品賞

全米映画俳優組合助演男優賞マハーシャラ・アリさん)

全米製作者組合賞劇場映画賞BFTA賞(英国アカデミー賞を受賞されています。

原題;「Green Book」(直訳;グリーンブック)

監督;ピーター・ファレリー(代表作「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」「ジム・キャリーはMr.ダマー」など。)

脚本;ピーター・ファレリー/ニック・ヴァレロンガ/ブライアン・ヘイズ・カリー

CAST:ビゴ・モーテンセン/マハーシャラ・アリ/リンダ・カデーリ二/ドン・スターク/セバスティアン・マニスカルコ/ブライアン・ステパネック/ニック・ヴァレロンガ/イクバル・テバ/トム・ヴァーチューさんなど。

STORY;1962年、人種差別が色濃く残るアメリカ南部が舞台です。

上品で教養のあるインテリな黒人ピアニストと荒々しく教養のない?イタリア系白人運転手(黒人ピアニストのドライバー)の2人が、コンサートツアーを通じて友情を深めながらお互いの良き理解者になっていく様子を描いた…人種差別や差別に苦しむ人たちの心情がギャグのような笑いにも変えて描かれている感動する作品です。

この作品は、アメリカ南部の多くの州では1876年~1964年にかけて存在していた「ジム・クロウ法」という有色人種(黒人の方)が一般の公共施設の利用を禁止・制限した法律が存在していたようです。

ここからは少しネタバレ的な要素を含みますので…あまり情報を取り入れたくない方は、飛ばして頂いても大丈夫です。

この作品のタイトル「グリーンブック」は、

アメリカ南部に旅行する黒人の方が宿泊先を見つけるのが困難だった時代のため(「ジム・クロウ法」が適用されているため)、ニューヨークで郵便配達をしていた黒人のヴィクター・ヒューゴ・グリーンさんが…黒人でも安全に宿泊できる施設やレストラン・バー(少なかったようですが)を個人的に調査して自費出版していた「黒人向けの旅行用ガイドブック」の事を指しているそうです。

毎年改定版を出版するほど、黒人の方に重宝されていたガイドブックだったそうです。

この作品は、人種差別という重いテーマで描かれていますが…ピアノの音色も美しさも見どころのような作品だと感じました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。