今日は、ドイツ映画「はじめてのおもてなし」を紹介していこうと思っています。
2016年にドイツで公開されたと同時にドイツ国内で大ヒットし、2016年度の興行収入第1位を獲得したコメディ作品です。
原題;「Willkommen bei den Hartmanns」➡（直訳;ハルマントン家へようこそ）
上映時間;116分
監督;・脚本ジーモン・ファーフーフェン
【キャスト】;
センタ・バーガー/ハイナー・ロッタ・バッハ/フロリアン・ダーヴィト・フィッツ/エリアス・ムバレク/ウーヴェ・オクセンクネヒト/パリーナ・ロジンスキー/エリック・カボンゴさんなど。
【ストーリー】;
ミュンヘンの閑静な大きな一軒家に、病院の院長で現役の医師と男性としての見た目にこだわり続けるリヒャルトと元教師のアンゲリカの夫婦の2人で暮らしています。
その夫婦には2人の子供がおり…
弁護士の仕事を優先し続けた結果、奥さんに出ていかれ離婚調停中の長男フィリップとラッパーを目指しているゲーム好きな息子バスティ。
31歳にして未だ現役の大学生で、心理学専攻をしている妹ゾフィ。
それぞれがバラバラに暮らしており、子供の顔を見たい母親のアンゲリカが…日にちを指定して子供たちをディナーに召集します。
久々に家族全員でのディナーの席で、母親のアンゲリカは…難民を1人受け入れると家族の前で宣言します。
突然の宣言に困惑した父親リヒャルトと長男フィリップは、受け入れを反対します。娘ゾフィだけは、母親と同じく賛成してくれます。
反対する家族がいるのもお構いなしに、ナイジェリアから来た亡命申請中の好青年ディアロを受け入れたアンゲリカ。
日常にあるものでドイツ語をディアロに教えながら、庭仕事も手伝ってもらうことにして…人生の生きがいを見つけたアンゲリカ。
娘のゾフィや長男フィリップの息子のバスティは、すぐにディアロと仲良くなっていきます。
ある日、ディアロの歓迎パーティをアンゲリカの友達が勝手に準備して開いてしまいます。
そのパーティーが、ディアロ人生を左右する出来事になるのでした。
難民受け入れという難しいテーマに、偏見や文化の違いも描きながら…コミカルなストーリーで進んでいくコメディ作品です。
この作品は、難民を受け入れるという現代社会で議論されている重そうなテーマを…面白く軽いコメディ作品にしている映画になっています。
ナイジェリアとドイツの文化の違いが、とても分かりやすく描かれている作品だと感じました。
すべての国が平和になってほしいと、強く感じた映画でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
