今日は、韓国映画「幼い依頼人」を紹介していこうと思っています。
2019年に韓国で製作され、2013年に韓国で実際に起こった漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件をもとに作られている…実録ダーク・サスペスドラマ作品です。
原題;「어린 의뢰인」➡(直訳;幼い依頼人)
上映時間;114分
【スタッフ】;
監督;チャン・ギュソン
(代表作「先生。キム・ボンドゥ」「私は王である!」「ラブリー・ライバル」など。)
脚本;ミン・ギョンウン
(代表作「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」「キッチン 3人のレシピ」「愛の終わり、私のはじまり」など。)
撮影;チョ・ジョンヒ
音楽;ヨン・リモク
【キャスト】;
イ・ドンフィ/ユソン/チェ・ミョンビン/イ・ジュウォン/コ・スヒ/ソ・ジョンヨン/ウォン・ヒョンジュン/イ・ナラ/イ・ジフンさんなど。
【ストーリー】;
ロースクールを卒業して出世の道を突き進むはずだったジョンヨプは何度も就職に失敗し、姉の勧めで臨時に児童福祉館に就職 します。
ある日、継母から虐待を受けている「ダビンとミンジュン姉弟」に出会います。
数日後、法律事務所に就職したジョンヨプは電話を受けダビンの鼓膜が破れたことを知ります。
ジョンヨプは深刻な状況を把握し継母からダビンを引き離そうとしますが…
かえって誘拐犯扱いをされます。
その後、弟ミンジュンの死亡する事件が発生します。
加えて弟ミンジュンの殺人の被疑者とされたダビンを見て衝撃を受けます。
何もかも間違った方向に 進んでしまったと感じたジョンヨプは、真実を明かすため…ついにダビンの弁護士になる大きなを決心をしたのでした。
周囲の大人は気づいていながら見ないフリをする中、必死に真実を明かそうと奮闘する弁護士のジョンヨプの姿も印象に残る…実録ダーク・サスペンスドラマ作品です。
【エピソード】;
▼漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件とは
➡2013年8月、内臓破裂で8歳の女児が死亡する事件だそうです。
その後、女児の継母(36)には懲役10年の判決を言い渡されたそうです。
継母は女児を日常的に虐待するとともに、女児の姉(12)を恐怖で支配し、「自分が殺した」と供述するよう強要していたそうです。
しかも姉妹からは再三、学校や行政機関にSOSが出されていたそうです。
凄まじい虐待とともに、そうした怠慢も韓国社会を揺るがした事件だったそうです。
<感想>
実話をベースにした映画でしたが…
とても胸の痛くなる涙が止まらない作品でした。
誰も助けてくれない苦しさや辛さなどが前面ににじみ出ているような子役の役者さんたちの演技さえも迫力や凄さを感じました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。