今日は、洋画「A.I.」を紹介していこうと思っています。
2001年にアメリカで公開された、イギリスの小説家・評論家のブライアン・オールディスさんのSF短編小説「スーパートイズ」が原作になっている…SFヒューマン・ドラマ作品です。
原題;「A.I. Artificial Intelligence」➡(直訳;A.I.人工知能)
上映時間;146分
監督・脚本;スティーブン・スピルバーグ
(代表作「ジョーズ」「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」「E.T.」「ジュラシック・パーク」「ターミナル」「宇宙戦争」「ウエスト・サイド・ストーリー」など。)
原作;ブライアン・オールディス「スーパートイズ」
(代表作「寄港地のない船」「ありえざる星」「子供の消えた惑星」「地球の長い午後」など。)
原案;イアン・ワトソン
【キャスト】;
ハーレイ・ジョエル・オスメント/フランシス・オコナー/ジュード・ロウ/ブレンダン・グリーソン/ジェイク・トーマス/ウィリアム・ハート/ベン・キングズレー/ロビン・ウィリアムズ/メリル・ストリープさんなど。
【ストーリー】;
地球温暖化により海面が上昇し、一部の都市が水没してしまい…
妊娠・出産するにも許可制度が導入された近未来。
「人を愛する感情を持つことのできるロボットを製作する」と、ひとりの教授が大勢の前で宣言します。
20か月後…
ヘンリー・スウィントンと妻モニカとの間には、ひとり息子のマーティンがいました。
愛する息子マーティンは、難病を患っており…冷凍睡眠により眠ったままの状態がもう5年も続いていました。
現在の医療では治すことが不可能な難病で、会話することもできない状態が続いている生活に、夫のヘンリー・スウィントンも胸を痛めていました。
アレン・ホビー教授は、人を愛する感情を持つことのできるロボット<デイビッド>を完成させます。
その<デイビッド>ロボットの動作テストを、ヘンリー・スウィントンが担当します。
そして、この日…
ヘンリー・スウィントンは、動作テストをしたAIの<デイビッド>を家へ連れて帰ります。
初めは、驚いた妻のモニカでしたが…
人間とほとんど変わらない容姿や穏やかで素直な性格な<デイビッド>に、徐々に心開いていきます。
そうして、<デイビッド>との幸せな生活が続いていたのですが…
ある日、眠ったままの息子マーティンが奇跡的に目を覚まし回復します。
勝手に自身の家の家族になっていた<デイビッド>を疎ましく思ったマーティン。
追い出すために、<デイビッド>に次々トラブルを起こさせるように仕向けるマーティン。
そうして、ついに<デイビッド>は森の中へ置き去りにされてしまい…ヘンリー家から見放されてしまいます。
人間ではないから、置き去りにされてしまったと考えた<デイビッド>は…人間にしてくれる青の妖精を探しに出かけていくのでした。
人間よりと同じような感情を持ったAIが、繊細に切なく描かれている…SFヒューマン・ドラマ作品です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。