今日は、海外映画「ハンナ・アーレント」を紹介していこうと思っています。
2012年に、ドイツ・ルクセンブルク・フランスで制作された…
ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンの裁判を傍聴し、独自のレポートを世に発表し、
大スキャンダルを巻き起こしたユダヤ人女性哲学者、ハンナ・アーレントさんの伝記映画作品です。
原題:「Hannah Arendt」➡(直訳;ハンナ・アーレント)
上映時間;114分
<スタッフ>
(代表作「ローザ・ルクセンブルク」「三人姉妹(1988)」「生きうつしのプリマ」「ニューヨーク最高の訳あり物件」など。)
脚本;パラメ・カッツ/マルガレーテ・フォン・トロッタ
撮影;カロリーヌ・シャンプティエ
美術;フォルカー・シェイファ
編集;べッティナ・べーラー
音楽;アンドレ・マーゲンターラー
【キャスト】;
バルバラ・スコバ/アクセル・ミルベルク/ジャネット・マクティア/ユリア・イェンチ/ウルリッヒ・ノエテン/ミヒャエル・デーゲンさんなど。
【ストーリー】;
誰からも敬愛される高名な哲学者から一転、世界中から激しいバッシングを浴びた女性がいます。
彼女の名はハンナ・アーレント、第2次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人。
1960年代初頭、何百万ものユダヤ人を収容所へ移送したナチス戦犯アドルフ・アイヒマンが、逃亡先で逮捕されます。
ハンナ・アーレントは、イスラエルで行われた歴史的裁判に立ち会い、ザ・ニューヨーカー誌にレポートを発表、その衝撃的な内容に世論は揺れます。
「考えることで、人間は強くなる」という信念のもと、世間から激しい非難を浴びて思い悩みながらも、アイヒマンの<悪の凡庸さ>を主張し続けたアーレントなのでした。
歴史にその名を刻み、波乱に満ちた人生を実話に基づいて映画化した伝記映画作品です。